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わたしのいじめ後時代、いつも読んでは涙ぐんでた言葉があります。
以前にも紹介した下村湖人先生の言葉です。
10代後半から20代半ば過ぎまで、わたしはいつも自分の弱さを呪い、自分がダメ人間であるという確信から逃れられずにいました。
そんな自己否定地獄の中にあってもこの言葉だけは、一つの光明としてわたしの支えとなってくれていたのです。
わたしは『次郎物語』という本を読んでから、下村先生をわたしの人生の師匠と思い、いじめ体験を経ても変わらず尊敬心を持ち続けました。
そんな尊敬する人の言葉だから、わたしの心を打ち、わたしの心の希望になってくれたのかもしれませんが、読者さまにもシェアさせてください。
・心の至深所
どんな人でも、心の至深所にはいつも清らかな泉がわいている。
それは愛と知と勇気とが透明にとけあった泉である。
これを疑うものはまだ一度も自分の心を本気で掘り下げてみたことのない人である。
本気で自分の心を掘れ、そうしたら、自分がいかに尊貴な存在であるかに目覚めるであろう。
(『青年の思索のために』「心窓去来」より)
下村順一、心の穴掘り、継続中です。
なかなか到達できませんが(-_-;)
参考:
下村先生の著作
『次郎物語』
『論語物語』
『青年の思索のために』