Q1)自分のことを話し、人の話を聞くだけで、いったい何が変わるのですか?

A)これは、なかなか体験しないと理解できないことなので、ぜひ数回、体験してみることをおすすめします。
体験や感情が語られ、分かち合われると、独りで背負いこんだきたことが、ご自身から抜けていき、頭の中が整理されてくるはずです。グループは強制も勧誘もしませんので、どうぞ安心して、ためしに参加してみてください。

 

Q2)自分の番が回ってきたら、どのような話をすればいいですか?

A)ご自分に関することだったら、どのような話をされてもかまいません。初めに話すことがわからなければ、そこに参加する至った経緯や、かんたんな自己紹介を話していただいてもよいでしょう。

 

Q3)自分の話をするといっても、人に聞かれたら困る話なのですが……

A)グループやミーティングでは、あなたが誰で、どこで何をしてきた人なのかは問いません。名前はニックネームで大丈夫です。その場で話されたことはその場に置いておき、ミーティングの外へ持ち出さない、というのがルールです。また、話すときにはできるだけ固有名詞を避け、「ある町で」「ある人が」といった話し方を心がけてください。
また、もしかしたら、あなたが「人に聞かれたら困る」と思っているだけで、話したら、誰にもそういう経験がある、ということだってあります。一人でそれを背負いこんでいることが、あなたを追い詰めてきたかもしれないのです。

 

Q4)ミーティングに参加するのが怖いのですけど・・・

A)怖いと思うのを、無理して参加するという種類のものではありません。参加したいときに参加すればいいのです。 しかし、一回参加すれば、けっして怖いものではない、ということがおわかりいただけると思います。

 

Q5)薬物療法とはどのような関係にありますか?

A)関係はありません。参加者の中には薬をのんでいる人もいれば、のんでいない人もいます。どちらにせよ、体験や感情をミーティングで分かち合うこと自体に、治療的な効果があります。

 

Q6)薬も使わないで治療的効果を生む、などというのは宗教ではないのですか?

A)精神医学上も根拠があることで、これは宗教ではありません。のばらの会はいかなる特定の宗教団体、宗教活動とも関係ありません。けれども、宗教そのものや、宗教を信じている人を否定することもまた、いっさいありません。